温泉とあなたも沸かしたい。
家に引きこもっていた軽度な介護が必要なお父さんが
「お迎えきたからちょっくら温泉行ってくるわ」
と言って嬉しそうに温泉に出かける。
新しいビジネスに挑戦します。
僕から今回新しくチャレンジするビジネスは、継続が困難な地域の温浴施設を
デイサービスとしてリモデルするという、新しいビジネスです。
以下の社会課題に対するぼくたちなりのレスポンスです。
・軽度介護認定者の施設利用に対する負担の軽減
・レスパイトケア
・有資格者の働きやすさ
・地域の介護エコシステムのハブになる可能性
・事業承継
全国に100箇所つくれたら、良い未来になるだろうなと思っています。
この事業に賛同や興味を持っていただけた方はぜひご連絡ください。
そして、いつも全面協力してくれる下沢さん、
橘さんありがとうございます!ビールおごります!
事業概要
以下長文です。
■“5方よし”の新事業で地域の「健康・介護を守るハブ」になることを目指します
温泉施設を利用した軽度者(要支援、要介護1の方)の皆さまのためのデイサービス事業は、“3方よし”を超え、“5方よし”の循環型ビジネスへと成長する可能性を多分に秘めています。
現在の日本の介護業界を俯瞰・分析すると、軽度者の皆さまが気軽に利用できる介護サービスの入り口と謳っているデイサービスの数がとても少ないという実情があります。これは介護保険制度や介護点数上限の在り方に伴い、「重度要介護者に対してサービスを提供してこそビジネスが成立する」という業界内のコンセンサスが形成されている一方、軽度の人を受け入れ介護予防を行うことが評価されない制度となっているからです。そのため、現行ではなかなか業界のシフトチェンジが起こりにくい状況が続いています。
結果として、収益性が低い軽度者の皆さまに対するサービスは主流とはなりえず、なかでも男性が利用しやすいサービスの数が極端に限られています。当社は本事業を展開することが、まずそれらふたつの課題を解決することに繋がり、ひいては、地域社会における未病や健康寿命の増進に繋がると考えています。
次に本事業は「介護をする側の負担も軽減できる」というのが当社の考えです。現在、ご家族や夫婦間など、介護をする方々の肉体的・精神的負担を軽減する「レスパイトケア」が国や自治体の課題として浮上しています。「デイサービスに通ってほしい」と親やパートナーに伝える作業は、介護をしている方々にとって非常に負担の重いコミュニケーションです。一方で、「温泉に行くことができる」と気軽に伝えることができれば、互いの尊厳を傷つけずに守ることができます。コミュニケーション不足が死亡率に繋がるという統計が多いなか、家族間、もしくは夫婦間の良好な関係を維持することできるのも本事業のメリットのひとつです。
そして働く方々にとってもメリットが多いのが本事業の特徴です。一般の介護業務は拘束時間が長いことが一般的です。そのため仮に介護資格を持っていたとしても、出産や育児、家族の介護など自身の人生の節目やターニングポイントを迎えることで、適切な職場と巡り合うことが難しかったり、能力を存分に発揮できないケースが少なくありません。ただ温泉施設を活用した軽度者の方々向けのデイサービスであれば、資格者の皆様もフレキシブルかつ柔軟に能力を地域に活かしてもらうことができます。実際、本事業のネックは有資格者を集めることだと想定していましたが、応募からすぐに多くの募集をいただくことができ、働く側からも強いニーズがあると改めて感じています。
温泉施設のオーナーの皆様にとってのメリットも、本事業の重要なポイントです。コストや管理の負担が大きい、もしくは事業継承が上手くいかないなど、運営に課題を抱えていらっしゃるオーナー様の数は年々増えています。仮に本事業が発展的に運営されていけば、オーナーの皆様の負担を軽減し、温泉とその歴史、そしてビジネス自体を持続可能にすることができるはずです。
最後に、本事業が地域の介護エコシステムのハブになる可能性を秘めていることもお伝えしたいです。当社のデイサービスを利用された利用者様の介護度が上がった場合、迅速に他の介護事業所にご紹介することができるからです。当社は本事業を通じて、「地域の介護の入り口」をしっかりと生み出していきたいと考えています。