日本マイクロソフトNO.1プレゼンター澤円さんのプレゼンを体験して変わった3つのこと
八戸東和薬品(株)の奥です。先日、ウイングアーク1st様の製品コミュニティ「nest」のイベントである、Dataful Day Vol.2にて事例発表で参加してきました。
今回のブログはイベント内で日本マイクロソフト社の澤円さんのプレゼンを体験し私の意識や行動が変わった話です。
1、数字の持つ説得力
以下の2つの文章からどのような感想をもたれるでしょうか?
A「澤さんはたくさんプレゼンをしているようだ」
B「澤さんは1年で287回のプレゼンをしているようだ」
Aの文章からは「たくさんプレゼンしてるんだなー」という印象を受けると思います。では、Bはいかがでしょうか?Bは「287回と言うとほぼ毎日、1日2回あるとしても2日に1回だし、プレゼンのネタはどれくらい用意しているのだろう?」と受けとる情報量が増えるような印象だと思います。
澤さんは自著の中でも数字の重要性を書いていて、プレゼン内で数字の丁寧に数字のはなしをすることでで聴衆は思考し、根拠をもたらす効果があるとのこと。
私は普段、会話する回数が多い人ほど、こちらの考えが伝わっていて当然と思ってしまい、抽象的な表現を使って会話をしてしまいがちです。今後は意識的に数字を使って話すことで明確な意思疎通をしていきたいと思っています。
2、データ化することの重要性
澤さんは「管理出来ないデータが増えれば経営が傾く」と、データ化する事の重要性を仰っていました。さらには「数字を数えるだけでもデータとして価値を示す」とも。
現在は移動時間、待ち時間、商談をしている時間がどれくらいなのかを正確に数値化できていません。営業という仕事の性質上、商談をしている時間が最も価値のある時間です。ここにどれだけ時間をかけることができているかが重要です。
上記の時間がデータ化されていない以上、働き方の良し悪しが判断ができません。データ化し見える化することで生産的なのか否かが判断できます。
社内で見える化されていない時間をデータ化することで、もっと質のいい仕事につなげていこうと考え、仕事の時間の使い方のデータを取りはじめました。はじめて間もないですが、今まで気づかなかったことが見えてきておりワクワクしています。
3、データ化とは何か?
今回のイベントを通し、データとはなんだろうなと真剣に考えました。
Wikipediaには事実や資料を指す言葉とあります、語源はラテン語の「dare、ダーレ」意味は「与えること」という意味とあります。
データとは何かと考えた時に事実や資料であり、その事実や資料を元に意思決定を支えてくれるものじゃないかと考えるようになりました。そして存外身近にもいい例はあります。
家電やゲームなど高価な物が欲しいと思った時に、ネットでの価格を見たり実店舗での価格を比較します、これって考えてみると価格という数値データを比較してるなという事に気が付きました。いつもやっている事なので何も考えず定義もせずに行っている行為ですが、言語化すると上記のような言葉にできました。
これが価格表示が無い状況で買ってください、と言われてもなかなか買えません。
これを鑑みてみると会社の中でデータをまとめる、見える形で出す、と言う仕事に関しても、これまでのただデータを提出すると言う意識から意思決定に必要なことをしているという意識に変わりました。これは今回のイベント、澤さんのプレゼンを聞かなければ変わることの無かった意識です。
4、まとめ
以上、私が変わったのは
・数字を使って意思疎通をはかるように気をつけるようになった
・社内で取れるデータを少しずつ取り始めた
・仕事に対する意識が変わった
の3点です。
一回のイベントで自分の考えや意識がガラッと変わるような体験は、人生でもこれまで数えるほどしかありません。このような機会を設けて頂いたWingarc1stの皆様本当にありがとうございました。またこのようなイベントに参加できるよう、自社でのデータ化、データ活用をさらに進めていきます。