Windowsが起動しなくなったので、データ救出してみました。[ITチーム独自投稿]
お世話になっております。田中です。
新しいWindowsが発表になる(かも)、Windows10のサポートは2025年で終了(かも)など
Windows関係のニュースがちらほら聞こえてきました。
新しいOSはワクワクしますが、同時に今使っているソフトやハードウェアがそのまま使えるのか。
不安も同時に起こります。
私はMacとWindows両方使ってます。
それぞれ良いところがありますが、本日久しぶりにブルースクリーンが発生しました。
Windows、ブルースクリーン 朝から発生すると気分もブルーになるアレです。
今回、発生した端末はSurfaceでした。
定期的に別の端末にバックアップは取っていたものの、最終バックアップが先週の金曜日の夜。
毎日業務終了後に自動バックアップしているのですが月曜日の夜には調子が悪くなっており、
昨日分のデータが、まるっとなくなっている状態でした。
昔の端末ですと、端末をばらしてハードディスクを取り出して必要なデータをサルベージするのが、
一番手っ取り早かったのですが、Surfaceだとそうもいきません。
今回は必要なデータを取り出すまでの作業を備忘録的に投稿いたします。
回復、そしてデータ救出のためにしたこと
(1) WIndows10の回復用USBメモリを作成する
16GB以上のUSBメモリが必要。といっているサイトもありましたが、今回は8GBのUSBメモリでも
作成できました。
→別の人が使っていた同一バージョンのSurfaceから作成しました。
(2) 1 で作成したUSBメモリからWindowsブート
(3) トラブルシューティングを選択
(4) スタートアップ修復を実行
→修復できませんでした。がすぐに表示される。
(5) コマンドプロンプトを起動しチェックディスク実行
→特に問題なし
(6) コマンドプロンプトからブート領域の修復
→bootrec コマンド使うも上手くいかず
と、ここまで色々やりましたが、いっこうに良くなる気配はなく、
むしろWindowsを起動した画面がブルースクリーンからレッドスクリーンへ。
ディスプレイ関係の何かがおかしくなったせいだと思いますが、起動したら鮮やかな赤色。
絶望感しかありません。
まだWindows側でアレやれば、もしかすると回復するかも・・・という可能性もありましたが、
これ以上時間を取られるのも生産性を考えるといかがなものか・・・
と考え、最速で必要な環境を復元するには何が必要か再検討
1.プログラムやアプリは最新版がすでにありセットアップは一瞬で終わる。
2.Cドライブに一時ファイルとしてバックアップデータをまとめて作成している。
このファイルを救えれば後は何とでもなる。
ということで、
Windowsを復活させるのではなくバックアップデータを抜いてくればOKに方針を切り替えます。
先にも記載していましたがSurfaceを分解するのは微妙。
というよりも不器用な私がバラして再度同じように組める自信がありません。
奥さんならイケそうな気もしますが、私は無理。
ならば、
(7) Ubuntu を USBメモリに構築する。
昔はめんどくさいイメージでしたが、今って簡単にUSBメモリにUbuntuを入れることができるんですね。
- Ubuntu の ISOを公式サイトからダウンロード
- Rufus (ソフト) を利用して上でダウンロードしたISOをUSBメモリに展開
- 出来上がったUSBメモリをSurfaceのUSBポートに差し込んでBoot
- Ubuntuをお試しで起動
これだけで、Surfaceの中にあるWindowsにアクセスが可能になりました。
バックアップデータを別のMicroSDカードに移動させて、無事サルベージ完了です。
最近はクラウドが主流になってきていますので、バックアップをそこまで意識することはないかもしれません。
しかしながら、いつ・どこで・なにが 発生してデータにアクセスできなくなるかは今も昔もわからないと
個人的には思っております。
昔に比べて今のパソコンは、薄い、軽いといった良い点が増えてきていますが、同時に何か発生した時に
簡単にデータを戻すことが難しくなってきていることを痛感しました。
取り急ぎ今回はバックアップを夜だけではなく、昼にも1回するように追加しました。
同じようにWindows起動しなくなってしまった!
パソコンをバラしてサルベージするの難しくないか!?
という方がいらっしゃれば、上記のような方法も一つの選択肢として検討してみて頂ければと思います。
以上、お読みいただきありがとうございました。